SaaSの終焉か?米ソフト株急落と
Anthropic AIが突きつける「残酷な未来」
業務効率化の代名詞だったSaaSが、なぜ今「絶滅危惧種」と呼ばれているのか。
皆さん、こんにちは!
米国市場で今、衝撃的なパラダイムシフトが起きています。Salesforce、Workday、ServiceNow……かつて飛ぶ鳥を落とす勢いだった業務ソフト(SaaS)銘柄が、一斉に売られています。
投資家たちが口にするのは、不気味な合言葉。それは「SaaSの死(Death of SaaS)」。
その引き金を引いたのは、ChatGPTのライバルとして知られるAI企業Anthropic(アンソロピック)です。彼らが発表した「AIが人間のようにPCを操作する」という新機能が、これまでのビジネスソフトの存在価値を根本から否定しようとしています。
この記事を読めばわかること:
- なぜSaaS企業の株価が急落しているのか?
- Anthropicの「Computer Use」とは何がすごいのか?
- 「ツールを使う時代」から「AIが完結させる時代」への変化
【最強図解】SaaS vs AIエージェント:価値の逆転
上の図解の通り、かつて人間は「SaaS」という高機能なツールを操ることで成果を出してきました。しかし、AIが直接PCを操作(Computer Use)し始めると、人間にとって「特定のSaaSのUI」はもはや不要になります。
1. なぜ「SaaSの死」が再び叫ばれているのか?
かつてSaaSは、初期投資を抑え、月額料金で最新のツールを使えるという革新的なビジネスモデルでした。しかし、AIの急速な進化により、そのモデルには以下の「3つの致命的なヒビ」が入っています。
UIの無意味化
AIが裏側で操作するなら、美しい画面や使いやすいダッシュボードは不要になります。
単価の下落
AIが1秒で終わらせる業務に、人間1人分の高額なライセンス料を払う企業は減ります。
差別化の消失
多くのSaaSが備えている「機能」は、AIが汎用的に再現可能になりつつあります。
2. Anthropicの衝撃:PCを「目」と「手」で操るAI
Anthropicが発表したClaude 3.5 Sonnetの「Computer Use」機能。これは、AIが画面を見てカーソルを動かし、ボタンをクリックし、テキストを入力する能力です。
これまでは、AIに仕事をさせるには「API連携」という複雑な設定が必要でした。しかし、この新技術があれば、AIは古いシステムだろうが社内専用ソフトだろうが、人間と同じように使いこなしてしまいます。
REAL IMPACT
「経理SaaSにログインして、請求書データを抽出し、それを別のCRMに転記して、未払いの顧客にメールを送っておいて」
——この指示だけで、AIが複数のSaaSをまたいで勝手に仕事を完結させます。人間はどのソフトの使い方も学ぶ必要がなくなるのです。
3. SaaS企業は生き残れるのか?
もちろん、すべてのSaaSが明日なくなるわけではありません。しかし、生き残るためには「ビジネスモデルの完全な転換」が必要です。
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「席数課金」から「成果課金」へ
「1ユーザーいくら」ではなく、「この業務を1件完了させたらいくら」というモデルへのシフト。
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データプラットフォームへの純化
ツールとしての価値を捨て、AIが最も効率的に学習・活用できる「質の高いデータ」を保持する場所になる。


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