中国発キャラクター「ラブブ」旋風——なぜ世界中で人気爆発しているのか?
長い耳、ギザギザの歯、そして愛嬌のある“ブサカワ”フェイス。
中国発のキャラクター「ラブブ(Labubu)」が、いま世界中のファンを熱狂させています。
BLACKPINKのリサやリアーナがSNSで紹介したことで一気に火がつき、イギリスではぬいぐるみが販売停止になるほどの人気ぶり。
この記事では、ラブブの魅力と世界的ブームの背景を、統計や市場データも交えてわかりやすく解説します。
1. ラブブとは何者か?
ラブブは、香港出身デザイナー カシン・ロン(Kasing Lung) が生み出したキャラクターです。
中国のトイメーカー「ポップマート(POP MART)」が展開するシリーズ「ザ・モンスターズ」の一体で、独特な造形と愛嬌のある表情で人気を集めています。
特徴は以下の通りです:
- 長い耳とギザ歯がチャームポイント
- ブサカワ系で「かわいい」と「ちょっと不気味」が共存
- ぬいぐるみやフィギュアだけでなく、アパレルや雑貨にも展開
2. 世界的ブームの火付け役
SNSとセレブの拡散力
ラブブの人気を一気に押し上げたのがSNSとセレブリティの存在です。
BLACKPINKのリサがラブブのぬいぐるみを抱いた写真を投稿したことで、世界中のファンの間で「欲しい!」という声が爆発的に広まりました。
さらにリアーナなどの著名人も愛用を公表し、SNS上でのバイラル効果が加速しました。
ブラインドボックス方式の魅力
ラブブを含むポップマート商品の特徴は「ブラインドボックス方式」。
つまり、箱を開けるまでどのキャラクターが出るかわからない仕組みです。
この“不確実性”がコレクター心理を刺激し、「全部集めたい!」という欲求を生み出しました。
3. 経済的インパクトと市場データ
ポップマートはラブブ人気を追い風に急成長を遂げています。
2024年の売上高は前年比約20%増と報じられ、その中心にはラブブ関連商品のヒットがあります。
年 | ポップマート売上高 | 主力IPの比率 |
---|---|---|
2022年 | 約1,200億円 | 40% |
2023年 | 約1,500億円 | 45% |
2024年 | 約1,800億円 | 50%(ラブブが最大) |
特にヨーロッパ市場での人気が爆発的で、イギリスではラブブぬいぐるみがあまりの需要に販売停止措置を受けたほど。
これは「供給不足=ブランド価値の上昇」を意味し、コレクター市場での価格高騰にもつながっています。
4. なぜここまで人々を惹きつけるのか?
ラブブの人気にはいくつかの理由があります:
- ユニークなデザインがSNS映えする
- ブラインドボックスが「ワクワク感」を演出
- セレブリティ効果で「持っていることがステータス」化
- 限定版・レア版の登場でコレクション欲が加速
5. ラブブから学ぶビジネス戦略
ラブブ現象は、単なるキャラクタービジネスにとどまらず、マーケティング戦略の教科書とも言えます。
- 希少性戦略:ブラインドボックスと限定版で購買意欲を刺激
- SNS戦略:ファン自身が拡散する仕組みを活用
- グローバル展開:中国発IPを世界へ輸出する新しい成功モデル
これは日本のキャラクター産業にとっても大きな示唆を与えています。
「カワイイ」だけではなく、「SNS映え」「希少性」「コレクション性」が新時代の成功要素だと言えるでしょう。
まとめ:ラブブはなぜ世界で愛されるのか
ラブブは、その独特なデザインとマーケティング戦略によって、中国発キャラクターとしては異例の国際的成功を収めています。
これからも限定版の発売やコラボ展開によって、さらなる人気拡大が期待されます。
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