青は藍より出でて藍より青し

「青は藍より出でて藍より青し」ということわざは、「弟子（学ぶ人）は、師匠（教える人）より優れるようになる」という意味です。

まず、「藍（あい）」というのは植物の名前で、昔はその葉から青い染料を作っていました。この藍の葉から染料を作ると、もとの藍の葉よりももっと青い色ができます。つまり、「青」という染料は「藍」から作られているのに、「藍」よりもさらに濃い青になります。

このことから、「師匠（教える人）よりも、教えを受けた弟子（学ぶ人）がさらに成長して立派になる」という意味を表すようになりました。学校や塾の先生から教わったことをもとに、さらにたくさん勉強したり練習をしたりすることで、先生よりももっと上手になれる、ということです。