みなさん、こんにちは!今日は「稲荷神社(いなりじんじゃ)」について、わかりやすくお話しします。稲荷神社は、日本中にたくさんある有名な神社の一つです。赤い鳥居がたくさん並んでいる神社を見たことはありませんか?それが、稲荷神社なんです。
稲荷神社にいる神さまはだれ?
稲荷神社では、「稲荷大神(いなりのおおかみ)」という神さまをまつっています。「お稲荷さん」とも呼ばれます。この神さまは、食べ物の中でも特にお米を守る神さまなんですよ。昔の日本ではお米がとても大切で、みんなの生活を支えるものでした。そのため、稲荷大神は「豊作(ほうさく)」を祈るために信仰されてきたのです。
「狐(きつね)」は稲荷神社の使い?
稲荷神社といえば、よく見かけるのが「狐(きつね)」の像です。でも、狐そのものが神さまというわけではありません。狐は「稲荷大神」のお使い、つまり「神さまの使者(ししゃ)」なんです。神さまのメッセージを人々に伝えたり、神さまの願いをかなえたりすると言われています。
この狐は「白狐(びゃっこ)」とも呼ばれ、特別な力を持っていると信じられています。神社にある狐の像は、口に「鍵(かぎ)」や「玉(たま)」をくわえていることがあります。これは、「お米の倉庫を開ける鍵」や、「豊かさや繁栄を象徴する玉」を表しているんです。
稲荷神社と「唐申(とうしん)さん」の関係は?
さて、「唐申さん(とうしんさん)」という名前を聞いたことはありますか?実は、「唐申」は「稲荷信仰」と関係が深いんです。特に、関西地方で「お稲荷さん」のことを「唐申さん」と呼ぶことがあります。
これは、稲荷信仰が中国の「道教(どうきょう)」や「唐(とう)」の文化と結びついているためだと言われています。「申(さる)」という字は、十二支の一つである「申(しん)」を指しているとも考えられ、神さまをまつる習慣が広がる中で、この名前が使われるようになったのです。
稲荷神社のシンボル「鳥居(とりい)」の秘密
稲荷神社といえば、赤い鳥居がずらっと並ぶ「千本鳥居(せんぼんとりい)」が有名です。特に京都の「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」は、千本鳥居で有名ですね。鳥居をくぐることで、神さまのいる「聖域(せいいき)」に入ることを意味します。
赤い色は「魔よけ」の意味があり、神さまの力を強く感じられる場所なんです。
お供え物はなぜ「お揚げ」?
稲荷神社にお参りに行くと、お供え物として「油揚げ」を見かけることがありますよね。これは、狐が油揚げが好きだと言われているからなんです。実際には狐は油揚げを食べるわけではありませんが、人々の感謝の気持ちを表すために油揚げを供えるようになったのです。
まとめ:稲荷神社はみんなを守る神さま
稲荷神社は、昔から日本人にとって大切な「お米」や「食べ物」を守る神さまをまつる場所です。狐はその神さまのお使いで、私たちに幸せを運んでくれる存在として信じられています。そして、「唐申さん」という呼び方も、稲荷信仰が広がる中で生まれた特別な名前なんですね。
みなさんも、稲荷神社に行く機会があったら、赤い鳥居や狐の像をよく見て、神さまに「ありがとう」とお祈りしてみてください。
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