ヨハネの黙示録（もくしろく）と聞くと、「なんだか難しそう」「こわい話？」と思うかもしれませんね。でも、実はこの本には大切なメッセージがたくさん詰まっています。この記事では、小学生でもわかるようにヨハネの黙示録をやさしく解説します。
ヨハネの黙示録ってなに？
ヨハネの黙示録は、新約聖書の最後にある本です。「黙示録」という言葉は、「隠れていたものが明らかになる」という意味です。これは、未来の出来事や神様の計画について書かれたものなのです。
この本を書いたのは、ヨハネという人。彼はイエス・キリストの弟子の一人で、ある日、神様から特別な「幻（げん）」を見せられました。その幻の内容を記録したのが、ヨハネの黙示録です。
黙示録の主なテーマ
ヨハネの黙示録は、主に次の3つのテーマで構成されています。
1. 神様が世界を治める
2. 悪と正義の戦い
3. 最後に訪れる新しい世界
それぞれをわかりやすく見ていきましょう！
1. 神様が世界を治める
ヨハネは幻の中で、「天国」にある神様の玉座（ぎょくざ）を見ます。そこでは、神様がすべてのものを支配していることがわかります。天使たちは神様を賛美し、神様の力は無限であることを示しています。
ポイント！
この部分は、「神様が世界をちゃんと見守っているよ」というメッセージです。たとえ困難なことがあっても、神様は常に正しい道を示してくださるということを教えています。
2. 悪と正義の戦い
黙示録の中には、「七つの封印」「七つのラッパ」「七つの鉢（はち）」という象徴的な物語が出てきます。これは、神様の裁きや、悪に対する罰を示しています。
また、「獣（けもの）」や「ドラゴン」といった悪の象徴も登場します。これらは、悪い力や、神様に逆らう者たちを表しています。
しかし、最後には、イエス・キリストが「白い馬」に乗って現れ、悪を打ち倒します。これは、正義が必ず勝つということを示しています。
ポイント！
この部分は、「悪いことをしても、最後には正義が勝つ」という希望を伝えています。正しいことを信じて、努力することの大切さを教えてくれるのです。
3. 新しい世界「新天新地」
最後に、ヨハネは「新しい天と新しい地」を見ます。これは、神様が悪をすべて取り除き、すばらしい世界を作り直すことを意味しています。
そこでは、涙も悲しみもなくなり、すべての人が幸せに暮らせると書かれています。この新しい世界は、「天国」とも言えますね。
ポイント！
この部分は、「未来には必ずすばらしい世界が待っている」という約束です。だからこそ、今を一生懸命に生きることが大切なのです。
ヨハネの黙示録から学べること
ヨハネの黙示録は、少し難しい表現が多いですが、次のようなメッセージを伝えています。
• 正しいことを信じ続けよう
たとえ困難なことがあっても、正しい道を選ぶことが大切です。
• 神様はいつも見守っている
神様は世界を支配しており、私たちを守ってくれる存在です。
• 最後には必ず希望がある
悪いことが続いても、最後には素晴らしい未来が待っています。
まとめ
ヨハネの黙示録は、ただの「こわい話」ではありません。むしろ、「希望」と「正義」を教えてくれる、心強いメッセージが詰まっています。小学生のみなさんも、正しいことを信じて、努力を続ければ、きっとすばらしい未来が待っているはずです。
ヨハネの黙示録を通して、強く、優しい心を育てていきましょう！
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